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震災の教訓、若い世代に 長田中で特別授業神戸新聞[外部サイト]

2009年11月22日

 阪神・淡路大震災の教訓を若い世代に伝えようと、当時中学生で被災した6人と教諭が21日、長田中学校(神戸市長田区真野町)で体験を語った。震災の記憶がない2年生約40人は、避難所での不便な生活や、互いに助け合って乗り切った出来事を真剣な表情で聞き入った。

 毎年1月に開かれる震災行事「災害メモリアルKOBE」に先立つ特別授業で、4回目。生徒は、この日の感想を作文に書き、行事で発表する。

 テーマは「今語る、15年の時間」。当時鷹取中学校で教えていた長田中の樽本信浩教諭(49)と、鷹取中2、3年生だった社会人らが講師を務めた。

 火災で真っ赤に染まった長田の街の映像を見た後、樽本教諭が犠牲になった生徒のことを回想。「わたしも住んでいたマンションが全壊し犠牲になってもおかしくなかった。つらいこと、嫌なことがあっても、それは生きている証拠。自分は生かされていると感じた」と話した。

 自宅が全壊した会社員古村光平さん(29)=横浜市=は避難所でボランティアに奔走した体験を披露。「助け合う大切さを実感した」と語った。

 続いてグループに分かれて話を聞いた。「当時外国人に対する悪いうわさが飛び交った」というのは、ベトナム人の会社員ファム・ホアン・トゥアンさん(28)=千葉県市川市。「先入観に流されず、相手を分かってあげて」と指摘した。

 宮本日奈美さん(13)は「人はいざという時に助け合える生き物。それっていいなと思った」と話していた。(大月美佳)

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