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2009年11月27日
建設コンサルタント会社に勤める竹本哲也さん(31)=西宮市天道町=が、このほど出発した第51次南極観測隊の隊員に選ばれ、世界各地で起こる地震のデータ収集や機械の修理をする技術者として参加している。高校1年の時、明石市内で阪神・淡路大震災を経験した竹本さん。「データは地球内部の構造を解明する研究に必要で、地震の予知につながるかもしれない」と期待に胸を膨らませている。(堀内達成)
南極を震源とする地震はほとんどないといい、地上での人間の活動もごく少ないため、南極は地震測定の適地とされる。地震の揺れを検出するまでにかかった時間を分析することで、地球の内部構造の解明に役立つという。
竹本さんは明石出身で、京都大学工学部を卒業。地質調査や橋、道路の建設をする「阪神コンサルタンツ」(本社・奈良市)に入社し、地層や断層などを調査してきた。国立極地研究所から会社を通じて、2カ月間の南極行きを打診され「未知の世界が体験できる」と快諾した。
既に離日し、29日に豪州から観測船「しらせ」で南極へ。夏隊の一員として、南極大陸の沿岸部に設置した地震計のデータを収集する作業などにあたる。
この研究で地震の原因となるプレート内部のひずみがたまっている部分などが分かれば、将来的には地震の予知にもつながるという。竹本さんは「南極の壮大なスケールを感じたい」と話している。