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2009年12月22日
ランニングブームの中、兵庫県と神戸市が、都市型フルマラソン大会の開催に向け、来年度、準備組織の設置を検討していることが、21日までに分かった。開催は2011年度をめどとし、コースの候補には、阪神・淡路大震災ゆかりの場所やミナト神戸、甲子園球場などが挙がっている。大阪府と京都市も11年度のフルマラソン開催を表明しており、熱い戦いが繰り広げられそうだ。
フルマラソンは、01年度から開催されている「神戸全日本女子ハーフマラソン」を発展させた形での実施を検討。県と市は本年度、学識経験者や経済関係者らで開催の可能性を探り、兵庫県警も交通への影響などを調査してきた。
学識経験者らからは「大阪や京都との差別化は」「走るだけでなく、マラソンを通じて社会に発信を」などの意見が出たといい、県は「兵庫の魅力を全国に発信するとともに、震災を体験した県として防災などもアピールしたい」とする。
コースは、神戸・新長田の鉄人28号モニュメント、震災関連施設が集まる神戸東部新都心(HAT神戸)のほか、西宮市の甲子園球場などが想定されているが、県と市は今後、合同でつくる予定の準備組織で、経費面なども含め詳細を詰める。
きっかけは東京マラソンの成功だ。来年2月で4回目となるが、定員約3万2千人のフルマラソンに国内外から約27万1千人の応募が殺到。1人1万円の参加費とスポンサー費で事業費の大半をまかない、選手の滞在費などを含む経済効果は240億円ともいわれる。
大阪府は11年10~12月の実施へ、御堂筋や通天閣、大阪城公園などコースを選定中。京都市も11年度とし、社寺など世界遺産を巡るコースに、約1万5千人の参加を見込んでいる。(中島摩子)