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名古屋に来春「震災訓練場」中日新聞[外部サイト]

2009年12月29日

 名古屋市消防局は来春、災害現場を疑似体験できる「震災訓練場」を守山区の消防学校に整備する。がれきの山を再現し、ハイパーレスキュー隊(特別消防隊)が実践的な救助技術を磨く。東海地震などに備える狙いで、中部地方で本格的な震災訓練場は初めて。
 これまで災害を想定した実地訓練は、取り壊される市営住宅を使い、コンクリートを切断し、下敷きになった被災者役を助け出すなどしてきた。だが公共施設の建て替えが常にあるとは限らず、訓練の機会は少なかった。
 大規模災害で実際に活動した隊員も少なかったが、昨春に起きた中国・四川大地震で日本の国際緊急援助隊メンバーとして隊員3人を派遣。貴重な経験やノウハウを他の隊員に伝えるため、恒久施設を整備することにした。
 訓練場は広さ660平方メートルで、総事業費は1400万円。倒壊した家屋や、がれきに埋もれた車、土管などを配置し、震災直後の現場を模擬体験できる。
 訓練は倒壊寸前の建物に入り、逃げ道を確保しつつ内部を捜索したり、がれきの下敷きになった生存者を捜すため、ファイバースコープや二酸化炭素の検知装置を使う実践的な内容を想定する。
 隊員が普段の訓練に使うほか、自衛隊や県警、海上保安庁とつくる「災害救助技術合同研究会」による合同訓練でも活用する。周辺自治体の消防隊員らの受け入れも検討する。

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