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2009年12月17日
阪神・淡路大震災時に飛散したアスベスト(石綿)の被害が懸念される中、救済や対策、予防のあり方を考えるシンポジウムが1月16、17の両日、神戸市内である。髪の毛の5千分の1の繊維を吸引すると、10数年から40年ほど潜伏した後に発症するリスクがある。シンポでは「被害の本格化はこれから」という問題意識で第一線の研究者、医師、ジャーナリストらが警鐘を鳴らす。(加藤正文、森本尚樹)
2005年、尼崎市のクボタ旧神崎工場内外の被害発覚によって、労災とされてきた石綿禍が「公害」としてクローズアップされた。とりわけ震災の石綿問題はかねて指摘されてきたが、15年の節目にあたって、立命館大やひょうご労働安全衛生センターが連携しあってシンポを企画した。
16日は同センターなどでつくる実行委の主催。被害から身を守るため、マスクによる予防の必要性を呼び掛ける。国連ハビタット親善大使のマリ・クリスティーヌさんがマスク配布の経験を話し、国立環境研究所の寺園淳さんが講演する。
17日は国際シンポ「潜むアスベスト被害の危険」(立命館大学主催、神戸新聞社共催)。立命館大はクボタショックを機に学際的なチームをつくり、大阪・泉南地区や同時多発テロで崩壊したワールド・トレード・センター(WTC)の問題などを調べてきた。
今回は震災とWTC崩壊という大災害で生じた石綿禍がテーマ。宮本憲一立命館大客員教授、環境再生保全機構の森永謙二顧問医師の講演に加え、米マウント・サイナイ医科大学のS・レビン医師がWTC倒壊の影響について話す。
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16日のシンポは中央区の市勤労会館で午後1時半~4時。資料代500円。17日は実行委が三宮・マルイ前で午前9時半、10時半、11時半、マスク着用講習をする。申し込み不要。ひょうご労働安全衛生センターTEL078・251・1172
17日のシンポは神戸メリケンパークオリエンタルホテルで午後2~5時。無料。要申し込み。神戸新聞広告局業務推進部TEL078・362・7077(平日午前9時半~午後5時半)