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渋谷駅前、防災の『砦』 地震被害にも敏感な街に東京新聞[外部サイト]

2010年01月05日

2010010599140307.jpg 地震発生時の被害状況などを早期に把握するため、東京・渋谷駅前に防災センターが設置されることになった。渋谷区は実質的な「常設の災害対策本部」と位置付け、民間の開発事業者と協力して二〇一二年春の開設を目指す。防災拠点を区の中心部に設置することで警察など関係機関との連携を密にし、被害を最小限に食い止める狙いだ。(増田恵美子)

 防災センターができるのは、渋谷駅周辺再開発で最も早く着工した東急文化会館跡地。同所で建設が進む高層ビル「渋谷新文化街区プロジェクト」(地上三十四階、地下四階)の八階に入る。開発事業者の東急電鉄などから地域貢献として千百平方メートルを無償で借り受け、うち九百四十平方メートルを充てる。ビルと同じ一二年春完成予定だ。

 防災センターでは、地震などの災害が発生した際、各地から収集した被害状況を映像や地図にして大画面に表示し、災害対策本部が素早く対応できるようにする。

 現行の災害対策本部は、災害発生時に区役所内の一般会議室に開設する。防災センターができれば三倍以上の広さを確保でき、区危機管理対策部防災課は「常設になることで、先端システムの導入が可能になる」と説明する。桑原敏武区長は「地震発生時に一番大切なのは、被災や区民の安否の情報を早期に収集、伝達すること。区市町村レベルで全国に先駆けた防災センターとして機能的なレイアウト、システム構築を図りたい」と話す。

 防災センターは災害がない時は、区民が展示や映像上映、会議などに利用できるオープンスペースとして活用していくという。

 <渋谷新文化街区> 渋谷駅と周辺で進む大規模再開発で、昨年7月に着工した街区。渋谷の象徴的存在だった東急文化会館の跡地で、建設中の高層ビル内に2000席規模の劇場や商業施設、オフィスが入る。駅と周辺の街をつなぐ歩行者ネットワークの整備計画もある。

[写真]防災センターが整備される渋谷駅前東口のビル建設現場。上は東急東横線ホーム、左上は首都高3号=東京都渋谷区で、本社ヘリ「わかづる」から

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