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2010年01月27日
昨年8月の兵庫県西、北部豪雨で死者・行方不明20人に上った佐用町は26日、「町台風9号災害検証委員会」を設置し、初会合を開いた。町の避難勧告のあり方などが問われた水害。検証委は、防災体制や避難勧告の課題を3月末までにまとめ、町の新しい地域防災計画に反映させる。
委員は防災の専門家ら5人。室崎益輝・関西学院大学災害復興制度研究所長を委員長に、斎藤富雄・前県副知事を副委員長に選んだ。
町側が被災状況を報告し、検証項目を提案。委員からは「スケジュールが厳しい」「佐用川だけでなく、各地域の水害状況の資料が必要」などの意見が出た。
町の防災計画について、斎藤副委員長は「計画に問題があったのか、計画通りに動けたのかを検証することが、新しい計画を策定する上で重要」と指摘した。
今後、現地調査を実施。町の初動体制や情報伝達の方法のほか、ボランティアの受け入れなどについても分析し、改善策を検討する。
水害で母を亡くした末谷鈴子さん(52)=太子町=は会議を傍聴。「母たちの死を無駄にしないよう、避難勧告の伝達などしっかり検証してほしい」と話していた。次回は2月中旬に開催予定。(黒田耕司)