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2010年01月20日
地震に子どもはどう備え、対処すべきか-。神戸市西区のNPO法人が、そんな疑問をもとに小学生向けの教材用DVDを制作した。かまぼこをプレートに見立てて、地震のメカニズムを分かりやすく解説しているほか、激しい揺れで教室の机が飛ばされる実験映像も盛り込んだ。学校側には「机の下に潜る指導だけで大丈夫か」と再考を促す。(安藤文暁)
タイトルは「地震に備えよう!」。内閣府認証の「安心安全のまちづくり機構」(藤本桂三代表理事)が、独立行政法人防災科学技術研究所や兵庫県の協力を得て制作。神戸大大学院の大西一嘉准教授(地域安全・防災マネジメント)が監修した。
今回の企画を提案したのは、同機構の監事を務める真砂健一さん。元小学校長の真砂さんは在職中、防災訓練で児童たちを机の下に潜らせながら、「現実に潜る余裕はあるか。指導は十分か」と疑問を抱いていたという。
「学校に子どもがいる時間帯での大地震は戦後、まだない。大人も子どもも危険個所の点検や指導に常々、疑問の目を向けてほしい」と話す。
全15分。三木市の実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)を使い、市販のシートなどで家具を固定すれば、大地震に見舞われても被害を大きく軽減できることなどを紹介。大西准教授は「知恵があれば被害は減らせる」と訴える。
昨年12月末、加古川市立別府小学校の教員研修で初めて披露され、教師らは、地震で一瞬にして教室の机が倒れる映像に困惑。「机に潜るより、まず机を押さえさせるべきでは」「窓ガラスに近い子は大丈夫か」など防災に関する指導をあらためて考えるきっかけになったという。
DVDは1500円程度で販売する予定。補助教材としてA5判32ページのパンフレットもつくり、今後、英語や中国語などの翻訳版も作成するという。
同機構TEL078・220・5772